文字サイズ変更
  • 標準
  • 特大
インフォグラフィックでわかる統合医療

海外の情報

ヨガ
Yoga

本項目の説明・解説は、米国の医療制度に準じて記載されているため、日本に当てはまらない内容が含まれている場合があることをご承知ください。

最新版(英語版オリジナルページ)はこちら
英語版改訂年月(翻訳時):2024年12月

ヨガとは?

ヨガは古代インド哲学に歴史的起源を持つ古くて複雑な修練法です。精神的(スピリチュアル)な修練法として始まりましたが、身体や精神の健康を増進する方法として普及しました。

古典的なヨガには他の要素も含まれていますが、米国で実践されているヨガは、身体的なポーズ (アーサナ)、呼吸法 (プラーナヤーマ)、瞑想 (ディヤーナ)を重視しています。

ヨガのスタイルには、穏やかなものから肉体的に厳しいものまでさまざまなものがあります。調査研究で使用されるヨガの種類の違いは、研究結果に影響を与える可能性があります。そのため、ヨガの健康効果に関する研究を評価することは困難です。

ヨガや、中国起源の療法である太極拳と気功は、時に「瞑想的な動き」と呼ばれることもあります。この3つの修練法にはすべて、瞑想的な要素と身体的な要素の両方が含まれています。

ヨガの健康上の有益性とは?

研究により、ヨガの可能性について以下のことが示唆されています。

  • ストレスを緩和し、良好な健康習慣をサポートし、精神的・情緒的な健康、睡眠、バランス(平衡感覚)を良くすることにより、全般的な健康を改善するのに有用である
  • 頚部痛、片頭痛や緊張型頭痛、変形性膝関節症に伴う痛みを和らげる腰痛にもわずかに有益であるかもしれない
  • 過体重や肥満の人の減量に有用である
  • 禁煙に有用である
  • 不安症状やうつ病の管理に有用である
  • 更年期の症状を緩和する
  • 物質使用障害の治療プログラムに有用な追加要素となる
  • 慢性疾患のを持つ人の症状を管理し、生活の質(quality of life:QOL)の改善を支援する

健康(ウェルネス)のためのヨガに関する研究からわかることは?

ストレス管理、精神的/感情的な健康、健康的な食習慣/運動習慣の促進、睡眠、平衡感覚など、健康(ウェルネス)のいくつかの側面において、ヨガが有益である可能性が研究で示唆されています。

  • ストレスの管理
    • 2020年に報告された健康な成人におけるストレス管理のための様々な種類のヨガに関する最近の12件の研究(参加者総数672人)のレビューでは、すべての研究で自覚的ストレスの指標に対するヨガの有益な効果が認められました。
    • 2014年に報告されたストレス管理のためのヨガに関する17件の古い研究(総参加者数1,070例)のレビューのうち、12件の研究では、ストレスに関連する身体的または心理的指標の改善が見られました。
  • 精神的/感情的な健康
    2018年に報告されたレビューでは、メンタルヘルスの肯定的な側面に対するヨガの効果を評価した14件の研究(総参加者数1,084例が関与)について、ほとんどの研究で、回復力(レジリエンス)や一般的な精神的幸福感(メンタル・ウェルビーイング)の向上などの有益性を示す科学的根拠(エビデンス)が得られました。
  • 健康的な食習慣/運動習慣の推進

    ヨガプログラムに参加することで、より健康的な生活習慣を身につける動機付けになることが、さまざまなタイプの研究で示されています。

    • 肥満の女性60例を12回のヨガセッションと待機者リストに無作為に割り付けた2021年の研究では、体格指数(BMI、身長と体重から体脂肪を推定するもの)に対するヨガの有益な効果は、身体活動と日常的な果物と野菜の摂取量の変化に依存することが明らかになりました。
    • 2018年に行われた若者を対象とした調査(参加者1,820例が関与)では、定期的にヨガを実践することは、より良い食習慣と運動習慣に関連していることが示されました。インタビューでは、回答者はヨガがより高い意識を促し、他の活動に参加したり、より健康的な食事をしたりする動機付けになると答えました。さらに、回答者はヨガのコミュニティは、健康的な食事が当たり前で、つながりを促す社交の場であるとも考えていました。
    • 2022年にイギリスで行われた、特定の健康上の問題になるリスク(危険)のある人を対象としたヨガ介入研究の参加者は、アンケートやインタビューで、ヨガプログラムによって生活習慣が変わったと回答しています。さらに、不健康な食品の摂取を減らし、果物や野菜の摂取を増やし、全体的な身体活動レベルを高めたと回答しています。
  • 睡眠
    がん患者、睡眠に問題のある女性、高齢者を対象とした複数の研究において、ヨガは睡眠に有用であることが示されています。医療従事者、関節炎患者、更年期の症状のある女性などの集団を対象とした個別の研究でも、ヨガによって睡眠が改善されたことが報告されています。
  • バランス(平衡感覚)
    2014年に報告されたレビューでは、健康な人のバランス(平衡感覚)に対するヨガの効果を検証した15件の研究(総参加者数688例)のうち11件の研究で、バランス(平衡感覚)に関連する少なくとも1つのアウトカムに改善が見られました。いくつかの新しい研究では、地域在住の高齢者のバランス(平衡感覚)に対するヨガの有益な効果を支持する新たなエビデンスが示されています。

ヨガは痛みの管理に有用か?

腰痛、頚部痛、頭痛、変形性膝関節症など、痛みを伴ういくつかの症状に対するヨガの研究が行われています。腰痛については、多くの研究が行われており、その結果、わずかながら有益であることが示唆されています。その他の症状については、エビデンスは期待できそうですが、研究量は比較的少ないです。

  • 腰痛
    • 2022年に報告された腰痛に対するヨガの介入に関する21件の研究(総参加者数2,223例)のレビューでは、ヨガは運動をしないよりもわずかに良いが、そのわずかな差は患者にとって重要ではないかもしれないという結果が得られました。ヨガに参加することで、腰痛患者の身体的機能(活動する能力)と精神的QOL(感情的問題)がわずかに改善されたというエビデンスがあります。ヨガの効果と他の運動の効果に違いがあるかどうかは不明でした。
    • 2020年の米国の医療研究・品質調査機構(Agency for Healthcare Research and Quality:AHRQ)の報告では、腰痛に対するヨガの10件の研究(総参加者数1,520例が関与)を評価し、ヨガは短期的(1~6カ月)、中期的(6〜12カ月)に痛みや機能を改善することが認められました。ヨガの効果は、運動やマッサージの効果と同様でした。
    • 2017年に米国内科学会(American College of Physicians)が公表した診療ガイドラインでは、慢性腰痛の初期治療に非薬物療法を用いることを推奨しています。ヨガは、いくつか提案されている非薬物療法のひとつです。
  • 頚部痛
    2019年に報告された10件の研究(総参加者数686例)のレビューでは、ヨガの練習は頚部痛の強さを軽減し、頚部痛に関連する障害を減少させ、首の可動域を改善することがわかりました。
  • 頭痛
    • 2020年に報告された慢性頭痛またはエピソード性頭痛(緊張型頭痛または片頭痛)に対するヨガの6件の研究(参加者240例)のレビューでは、頭痛の頻度、頭痛の持続時間、痛みの強さの減少のエビデンスが見つかり、その効果は主に緊張型頭痛の人に見られました。研究数および参加者数が少なく、また研究の質にも限界があるため、これらの結果は予備的なものとみなす必要があります。
    • 2022年に報告された片頭痛のためのヨガに関する6件の研究(参加者445例)のレビューでは、ヨガは痛みの強さ、頭痛の頻度、頭痛の持続時間の減少に関連し、片頭痛が日常生活に与える影響を軽減することが示唆されました。しかし、ほとんどの研究は少人数であり、ヨガ療法の種類も研究によって異なるため、結果は決定的ではありません。また、ほとんどの研究はアジアで行われたもので、その結果は他の集団には当てはまらないかもしれません。
  • 変形性膝関節症
    • 2019年に報告された9件の研究(総参加者数640例)のレビューでは、変形性膝関節症の人の痛み、機能、こわばりの改善にヨガが有用であるかもしれないことが示されました。しかし、研究数が少なく、研究の質も高くありませんでした。
    • 米国リウマチ学会(American College of Rheumatology)と関節炎財団(Arthritis Foundation)による2019年のガイドラインでは、よりよく研究され、同じガイドラインで強く推奨されている太極拳との類似性に基づいて、条件付きで変形性膝関節症の人にヨガを推奨しています。

ヨガは減量に良い方法か?

ヨガは人が体重を減らすのに有用である可能性を示すエビデンスがあります。

  • 2022年に報告された過体重または肥満の人に対するヨガの介入に関する22件の研究(参加者1,178人)のレビューでは、体重、BMI、体脂肪、ウエストサイズの減少が示されました。
  • 2013年、米国国立補完統合衛生センター(National Center for Complementary and Integrative Health:NCCIH)が支援するレビューでは、ヨガを用いた17件の体重コントロールプログラムを検証し、そのほとんどが緩やかで中程度の体重減少をもたらすことがわかりました。最も良い結果を出したプログラムは、少なくとも以下の要素のいくつかを含んでいました。

    • ヨガのセッションをより長く、より頻繁に(少なくとも75~90分、少なくとも週3回)。
    • プログラム全体の期間が長い(3カ月以上)
    • ヨガの考えを取り入れた食事
    • 滞在型の要素(週末を利用してプログラムを開始するなど)
    • ヨガの要素をより多く取り入れたもの
    • 自宅での実践

ヨガは禁煙に有用か?

ヨガは禁煙に有用である可能性を示すエビデンスがあります。

  • 2019年のNCCIHが資金提供した研究では、参加者227例を対象に、従来の週1回のカウンセリングプログラムに加えて、ヨガクラスと一般的なウェルネスクラスを比較しました。ヨガ群の人は、8週間のプログラム終了時に禁煙している可能性が37%高くなりました。しかし、治療後6カ月が経過した時点で、まだ煙草を吸っていない人の割合は両群間で差がありませんでした。
  • 2020年に報告された研究では、ウェルネス教育を受けた場合と比較して、1回のヨガセッション後にタバコへの欲求が減少したことが示されています。この研究の参加者は、禁煙または減煙を試みている人々でした。

ヨガはメンタルヘルスにどのような影響を与えるのか?

ヨガはうつ病の治療に有用な追加要素となる可能性があります。また、さまざまな集団の不安症状にも有用である可能性がありますが、不安症の患者に有益であるというエビデンスはほとんどありません。ヨガは心的外傷後ストレス障害(post-traumatic stress disorder:PTSD)の人に有益であるかもしれません。

うつ病
  • 2017年に報告された23件の研究(参加者1,272例が関与)のレビューでは、うつ症状のある人(必ずしもうつ病と診断されたわけではない)を対象に、ヨガが症状の軽減に有用であったのは14件の研究でした。
  • 2020年に報告された大うつ病性障害と診断された患者へのヨガ介入に関する7件の研究(参加者260例)のレビューでは、ヨガは他の治療と併用することで、うつ病の症状に対してわずかな追加的有用性があるかもしれないと結論づけています。
不安
  • 2019年に報告された不安症状に対するヨガに関する38件の研究(参加者2,295例)のレビューでは、ヨガの効果は実質的に有益であり、特にインドで実施された研究で最も大きな効果が見られました。これらの研究は、学生や軍人などの健康な人、さまざまな身体的・精神的疾患を持つ患者、介護者など、さまざまな群を対象としていました。
  • 2021年に報告されたレビューでは、不安障害と診断された人に対するヨガのエビデンスが検討されました。レビューアらは、いくつかの有望な結果を特定しましたが、厳密な研究が十分に行われていないため、ヨガが有用かどうかについての結論を出すことはできませんでした。
  • 2021年に報告された、NCCIH支援による全般性不安障害に対するクンダリーニヨガの研究(参加者226例、うち155例が研究を完了)では、クンダリーニヨガは症状を改善しましたが、この症状に対する第一選択の治療法として確立されている認知行動療法よりも有用性が低いことがわかりました。
心的外傷後ストレス障害(Post-Traumatic Stress Disorder:PTSD)
  • 2018年に報告された心的外傷後ストレス障害(post-traumatic stress disorder:PTSD)の人に対するヨガの7件の研究(284例)の評価では、有益である可能性を示す質の低いエビデンスのみが認められました。

ヨガは更年期の症状に有用か?

ヨガは、更年期の症状を緩和する上で、少なくとも他の種類の運動と同程度の有用性があるようです。2018年に報告された更年期の症状に対するヨガに関する13件の研究(参加者1,300例以上)の評価では、ヨガはホットフラッシュ(ほてり)などの身体的症状だけでなく、不安や抑うつなどの心理的症状も軽減したことが示されました。

ヨガは物質使用障害に有用か?

さまざまな種類の物質使用障害(オピオイド、アルコール、タバコ使用障害、その他)の治療プログラムにヨガを取り入れることが有益となる可能性ついて、わずかな研究が行われています。8つの研究(参加者1,889例)を対象とした2021年のレビューでは、7つの研究で、物質使用の減少や、痛み、ストレス、不安などの症状の軽減という点で、有益な効果のエビデンスが示されました。

ヨガは慢性疾患の患者に有用ですか?

ヨガは、特定の慢性疾患の症状を管理し、QOLの改善に役立つ可能性があるという有望なエビデンスがあります。このように、ヨガは治療プログラムに有用な追加要素となる可能性があります。

  • がん
    • 2018年に報告されたさまざまながん種の患者においてヨガを利用した138件の研究(総参加者数10,660例)の評価では、ほとんどの研究で、ヨガが患者の身体的、心理的症状とQOLを改善することが示されました。
    • 2021年に報告されたレビューでは、がん患者における抑うつ症状に対するヨガの研究26件(参加者1,486例)と不安症状に対するヨガの研究16件(参加者977例)が検証されました。どちらの症状に対しても、軽度から中等度の有益な効果が認められました。
    • 多くのヨガの研究は、乳がんを患っている、または患っていた女性に焦点を当てていました。2022年に報告されたレビューでは、がん治療中の乳がん女性のさまざまな症状に対するヨガの介入効果を検証した23件の研究が検証されました。ほとんどの研究は、QOL、倦怠感、悪心・嘔吐、睡眠の質、不安、抑うつ、ストレス、創傷治癒に対してヨガの有意な有益性を示し、ヨガが症状管理に有用であるかもしれないことを示唆しています。
    • 8件の研究(参加者92例)のレビューでは、ヨガは小児および青年のがん患者において、睡眠、不安、倦怠感、QOLに有益であるかもしれないことが示唆されました。
  • 慢性閉塞性肺疾患(Chronic obstructive pulmonary disease:COPD)
    2019年に報告されたパーキンソン病患者に対する呼吸に焦点を当てたヨガの介入に関する11件の研究(参加者586例)のレビューでは、これらの介入は運動能力、肺機能、QOLに有益な効果があることがわかりました。
  • HIV/AIDS
    2019年に報告されたHIV/AIDS患者へのヨガの介入に関する7件の研究(396例)のレビューでは、ヨガがストレス管理のための有望な介入であることが示されました。
  • 喘息
    ヨガが成人および小児でも喘息の症状やQOLに有用であるかもしれないというエビデンスがあります。
    • 2016年に報告された喘息に対するヨガに関する15件の研究(総参加者数1,048例が関与、ほとんどが成人)のレビューでは、ヨガはおそらくQOLおよび喘息の症状のわずかな改善につながると結論づけています。
    • 2020年に報告された喘息の小児や青年に対するヨガを用いた介入に関する9件の研究(参加者1,230例)のレビューでは、ヨガの使用は肺機能、ストレス/不安、QOLの改善と関連していました。しかし、研究対象となった集団と検証されたヨガ介入の両方に大きなばらつきがあったため、ヨガのどの要素がどの程度必要なのか、また、どのような有益な結果をもたらすのかは不明であった。
  • 多発性硬化症
    多発性硬化症の患者に対するヨガに関する最近の2件のレビューでは、有益性を示すエビデンスはほとんど得られませんでした。1件のレビューでは、倦怠感に対してのみ有意な有益性が認められ(他の種類の運動と同程度)、もう1件のレビューでは、QOLのどの側面においても有益性は認められませんでした。
  • パーキンソン病
    2022年に報告されたレビュー(14件の研究、参加者444例)では、ヨガは軽度から中等度のパーキンソン病患者の運動能力、バランス(平衡感覚)、QOLに有益であるかもしれないことが示唆されています。また、レビューされた研究は、ヨガの介入は安全であり、この症状を持つ人々に受け入れられることを示唆しています。

妊娠中のヨガに関する研究からわかることは?

ヨガなどの身体活動は、適切な注意を払っていれば、ほとんどの妊娠中の女性にとって安全で望ましいようです。ヨガは、ストレス、不安、抑うつの症状を軽減するなど、妊娠中の女性の健康にも有益であるかもしれません。

  • 体を動かすことは、ほとんどの妊娠中の女性にとって安全で有益と考えられます。ただし、いくつかの注意点があります。

    • 妊娠中の女性は、今かかっている医療機関※の診断を受け、運動してはいけない医学的な理由がないことを確認してください。
    • 妊娠中はヨガを含め、いくつかの活動を変更する必要があるかもしれません。妊娠中は身体の体温の過剰な上昇の原因となりうる「ホットヨガ」は避けるべきです。また、ヨガのポーズを含め、長時間じっとしていたり、仰向けになったりするような動作も避ける必要があります。妊娠中の運動量の調整については、今かかっている医療機関※に相談してください。
  • 2022年に報告された妊娠中のヨガ介入に関する29件の研究(参加者2,217例)の解析では、これらのプログラムは不安、抑うつ、知覚ストレス、陣痛の持続時間を減少させ、正常な経膣分娩の可能性を増加させることがわかりました。しかし、ヨガプログラムは多岐にわたり、また、いくつかの研究ではその方法に弱点があったため、妊娠中のヨガの効果をよりよく理解し、有用性と安全性の両方においてどのようなヨガプログラムが最適なのかを明らかにするためには、さらなる厳密な研究が必要です。

ヨガは小児にも有益でしょうか?

研究によると、ヨガは小児にとっていくつかの潜在的な有益性が期待できるかもしれないことを示唆しています。

  • 2020年に報告された小児または青年を対象としたヨガの介入に関する27件の研究(総参加者数1,805例)のレビューでは、70%の研究で不安や抑うつの軽減が見られ、不安についてはより有望な結果が示されました。研究の中には、さまざまな身体的・精神的健康障害を持つ、あるいはそのリスク(危険)のある小児らを対象としたものもあれば、学校に通う小児を対象としたものもあります。研究の質は比較的弱く、結果は決定的なものとは見なされませんでした。
  • 2021年に報告されたレビューでは、肥満または過体重の小児または青年における減量のためのヨガ介入に関する9件の研究(総参加者数289例)が評価されました。ヨガを単独で評価した研究もあれば、食生活の改善など他の介入と組み合わせて評価した研究もあります。ほとんどのヨガ介入は、減量および関連する行動の変化に有益な効果をもたらしました。これらの研究は小規模であり、最も厳格な研究デザインを用いていないものもありました。
  • 学校でのヨガの使用に関するエビデンスは増加しています。
    • 2022年に報告された5歳から15歳の生徒を対象とした学校でのヨガ介入に関する21件の研究(参加者2,227例)のレビューでは、ヨガが小児または青年のメンタルヘルスを高めるかもしれないことを示唆する有望な結果が示されました。
    • 教育現場におけるヨガの介入は、就学前の小児(3歳から5歳)でも研究されています。2021年に報告されたこの年齢層におけるヨガとマインドフルネスの実践に関する研究では、これらの実践は社会性と情動の機能に有益であるかもしれないことが示唆されていますが、明確な結論を出すにはさらなる研究が必要です。
    • 学校を拠点としたヨガプログラムが、神経障害のある小児に学業や心理的な有益性があることを示唆するわずかなエビデンスがあります。

ヨガのリスクとは?

ヨガは、資格のあるインストラクターの指導のもとで適切に行えば、健康な人にとって安全な身体活動の一形態であると一般に考えられています。しかし、他の身体活動と同様に、怪我をすることがあります。最も多いのは捻挫や肉離れで、体の部位では膝や下肢を負傷することが多いようです。重篤な怪我はまれです。ヨガに伴う怪我のリスク(危険)は、衝撃の機会が多い運動よりも低くなります。高齢者は、ヨガを実践するときは特に注意が必要な可能性があります。救急外来で治療されるヨガ関連の怪我の割合は、65歳以上の人が若者よりも高くなっています。

ヨガ中に怪我をする可能性を減らすため:

  • 資格のあるインストラクターの指導のもとでヨガを実践しましょう。指導を受けず自己流でヨガを学ぶことは、リスクの増加と関連しています。
  • ヨガが初めての人(初心者)は、ヘッドスタンド(三点倒立)、肩立ち、蓮華座(両足先を各反対側のひざの上にのせて座る暝想の姿勢)、勢いのある強い呼吸法などの極端な実践は避けてください。
  • ホットヨガには、熱中症や脱水症状に関する特別なリスクがあることに留意してください。
  • 妊娠中の女性、高齢者、健康問題のある人は、それぞれのニーズについて今かかっている医療機関※およびヨガインストラクターに相談してください。ヨガの一部のポーズや実践を避けたり、変更したりしなければならない可能性があります。ヨガに変更を求める健康状態としては、膝や腰の怪我、腰椎疾患、重度の高血圧、バランス(平衡感覚)の問題、緑内障などの既往症が挙げられます。

アメリカにおける健康のためのヨガの現状

2017年の米国国民健康調査によると、過去12カ月間にアメリカの成人の約7人に1人がヨガを実践しました。4歳から17歳の小児では、約12人に1人。ヨガを実践する人の割合は2007年から2017年にかけて増加。その増加は成人および小児の両方に該当。

なぜアメリカ人はヨガを実践するのでしょうか?

2012年の米国国民健康調査データによると、ヨガを実践した成人の94%が健康に関する理由でヨガを行い、17.5%が特定の病態・症状を治療するためにヨガを実践しました。両方の理由で実践しているという人もいました。

集団によってヨガの経験は異なるのでしょうか?

アメリカにおけるヨガに関する研究の多くは、女性が多く、非ヒスパニック系の白人、比較的高収入で高学歴の人を対象に行われてきました。その他の人々、特にマイノリティグループのメンバーや低所得の人々は、ヨガの研究にあまり参加していません。

異なる集団は、ヨガに関連した異なる経験をしている可能性があり、多様な集団を対象としていない研究結果は、すべての人に当てはまらない可能性があります。

  • 年齢による違い
    ある調査では、40~54歳の人は筋力アップや減量のためにヨガをする動機が高く、55歳以上の人は加齢に伴う慢性的な健康問題が動機となることが多い傾向があるようです。65歳以上の人は、ヨガに関連した怪我の治療が必要になる可能性が高くなります。
  • 性別による違い
    ある研究では、特定のヨガのポーズが筋肉に及ぼす効果について、男性と女性の差に関するエビデンスが得られました。退役軍人に対する研究では、慢性腰痛に対するヨガの介入は、男性よりも女性に有益であるかもしれないという予備的なエビデンスが得られました。
  • ヒスパニック系民族に関する違い
    2017年の米国国民健康調査データによると、ヒスパニック系成人のヨガへの参加率は、非ヒスパニック系白人の成人に比べて低いことがわかっています(8.0%対17.1%)。2021年に米国の低所得のヒスパニック系成人を対象に行った小規模な調査では、ヨガへの参加を阻む最も一般的な障壁は費用であることがわかりました。その他の障壁と思われるものとしては、身体の柔軟性が必要ではないかという懸念(特に男性とヨガの経験がない人)、ヨガのクラスでは自分は部外者のように感じられるのではないか(経験のない人)、ヨガは退屈だと思う(若者)などが挙げられます。

NCCIHが資金提供する研究

米国国立補完統合衛生センター(National Center for Complementary and Integrative Health:NCCIH)は、以下のようなさまざまなヨガに対する研究を支援しています。

  • 慢性腰痛に対するヨガ介入における作用機序としての感情調節の評価。
  • オピオイド使用障害の治療を受けている人の慢性疼痛に対するヨガの研究。
  • 高血圧(血圧高値)の患者におけるヨガのポーズとゆっくりとした深い呼吸の効果に関する研究。

考慮すべきヒント

  • 健康問題で医療機関の受診を後回しにするために、ヨガを用いてはいけません。
  • あなたが検討しているヨガインストラクターの訓練歴や経験について調べましょう。
  • 自分の健康を守るために、自分が行っている補完療法について今かかっている医療機関※に相談しましょう。

(※補足:原文では、healthcare provider。米国では主に医療サービス等のヘルスケアを提供している病院/医師を指す。また、健康保険会社や医療プログラムを提供する施設等も含む。)そうすることで、十分な情報を得た上で意思決定をすることができます。

関連トピック

医療関係者向け

研究結果

関連するファクトシート

さらなる情報

■ NCCIH 情報センター

米国国立補完統合衛生センター(National Center for Complementary and Integrative Health:NCCIH)の情報センターは、NCCIHに関する情報、ならびに連邦政府が管理運営する科学・医学論文データベースから関連する文献や検索・調査などを含む補完・統合医療に関する情報を提供しています。情報センターでは、医学的なアドバイス、治療の推奨、施術者の紹介はおこなっていません。

米国内の無料通話:1-888-644-6226
テレコム・リレー・サービス(Telecommunications relay service:TRS)7-1-1
ウェブサイト: https://www.nccih.nih.gov [英語サイト]
E-mail:info@nccih.nih.gov(メール送信用リンク)

■ 科学を知ろう

NCCIHと米国国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)は、科学研究の基礎と用語を理解し、自分の健康について十分な情報を得た上で意思決定できるようにするためのツールを提供しています。科学を知ろうは、インタラクティブなモジュール、クイズ、ビデオなどのさまざまな教材や、消費者が健康情報を理解できるように設計された連邦政府のリソースから有益なコンテンツへのリンクを提供しています。

Explaining How Research Works(研究のしくみを知る)(NIH) [英語サイト]
科学を知ろう:科学雑誌の論文を理解する方法
Understanding Clinical Studies(臨床試験を理解する)(NIH) [英語サイト]

■ PubMed®

米国国立医学図書館(National Library of Medicine, PubMed®:NLM)のサービスであるPubMed®には、科学・医学雑誌に掲載された論文の情報(掲載号、出版年月日など)および(ほとんどの場合)その論文の要約が掲載されています。NCCIHによるPubMed使用のガイダンスは、「補完・統合医療に関する情報をPubMed® で検索する方法」をご覧ください。

Yoga for Health—Systematic Reviews/Reviews/Meta-analyses(健康のためのヨガ-システマティックレビュー/レビュー/メタアナリシス)[英語サイト]

Yoga for Health—Randomized Controlled Trials(健康のためのヨガ-ランダム化比較試験)[英語サイト]

ウェブサイト:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/[英語サイト]

このページの情報は役に立ちましたか?

参考文献

その他の参考文献
  • Agarwal RP, Maroko-Afek A. Yoga into cancer care: a review of the evidence-based research. International Journal of Yoga. 2018;11(1):3-29.
  • Alphonsus KB, Su Y, D’Arcy C. The effect of exercise, yoga and physiotherapy on the quality of life in people with multiple sclerosis: systematic review and meta-analysis. Complementary Therapies in Medicine. 2019;43:188-195.
  • Anheyer D, Koch AK, Thoms MS, et al. Yoga in women with abdominal obesity—do lifestyle factors mediate the effect? Secondary analysis of a RCT. Complementary Therapies in Medicine. 2021;60:102741.
  • Bandealy SS, Sheth NC, Matuella SK, et al. Mind-body interventions for anxiety disorders: a review of the evidence base for mental health practitioners. Focus (American Psychiatric Publishing). 2021;19(2):173-183.
  • Bolgla LA, Amodio L, Archer K, et al. Trunk and hip muscle activation during yoga poses: do sex-differences exist? Complementary Therapies in Clinical Practice. 2018;31:256-261.
  • Bridges L, Sharma M. The efficacy of yoga as a form of treatment for depression. Journal of Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine. 2017;22(4):1017-1028.
  • Cheshire A, Richards R, Cartwright T. ‘Joining a group was inspiring’: a qualitative study of service users’ experiences of yoga on social prescription. BMC Complementary Medicine and Therapies. 2022;22(1):67.
  • Cocchiara RA, Peruzzo M, Mannocci A, et al. The use of yoga to manage stress and burnout in healthcare workers: a systematic review. Journal of Clinical Medicine. 2019;8(3):284.
  • Cramer H, Anheyer D, Saha FJ, et al. Yoga for posttraumatic stress disorder—a systematic review and meta-analysis. BMC Psychiatry. 2018;18(1):72.
  • Cramer H, Haller H, Klose P, et al. The risks and benefits of yoga for patients with chronic obstructive pulmonary disease: a systematic review and meta-analysis. Clinical Rehabilitation. 2019;33(12):1847-1862.
  • Cramer H, Peng W, Lauche R. Yoga for menopausal symptoms—a systematic review and meta-analysis. Maturitas. 2018;109:13-25.
  • Cramer H, Quinker D, Schumann D, et al. Adverse effects of yoga: a national cross-sectional survey. BMC Complementary and Alternative Medicine. 2019;19(1):190.
  • Cramer H, Ward L, Steel A, et al. Prevalence, patterns, and predictors of yoga use: results of a U.S. nationally representative survey. American Journal of Preventive Medicine. 2016;50(2):230-235.
  • Dai C-L, Sharma M, Chen C-C, et al. Yoga as an alternative therapy for weight management in child and adolescent obesity: a systematic review and implications for research. Alternative Therapies in Health and Medicine. 2021;27(1):48-55.
  • Dunne EM, Balletto BL, Donahue ML, et al. The benefits of yoga for people living with HIV/AIDS: a systematic review and meta-analysis. Complementary Therapies in Clinical Practice. 2019;34:157-164.
  • Forseth B, Hunter SD. Range of yoga intensities from savasana to sweating: a systematic review. Journal of Physical Activity and Health. 2020;17(2):242-249.
  • Gothe NP, McAuley E. Yoga is as good as stretching-strengthening exercises in improving functional fitness outcomes: results from a randomized controlled trial. Journals of Gerontology. Series A, Biological Sciences and Medical Sciences. 2016;71(3):406-411.
  • Green E, Huynh A, Broussard L, et al. Systematic review of yoga and balance: effect on adults with neuromuscular impairment. American Journal of Occupational Therapy. 2019;73(1):7301205150p1-7301205150p11.
  • Groessl EJ, Weingart KR, Johnson N, et al. The benefits of yoga for women veterans with chronic low back pain. Journal of Alternative and Complementary Medicine. 2012;18(9):832-838.
  • Hart N, Fawkner S, Niven A, et al. Scoping review of yoga in schools: mental health and cognitive outcomes in both neurotypical and neurodiverse youth populations. Children (Basel). 2022;9(6):849.
  • Jeffries ER, Zvolensky MJ, Buckner JD. The acute impact of hatha yoga on craving among smokers attempting to reduce or quit. Nicotine & Tobacco Research. 2020;22(3):446-451.
  • Jeter PE, Nkodo A-F, Moonaz SH, et al. A systematic review of yoga for balance in a healthy population. Journal of Alternative and Complementary Medicine. 2014;20(4):221-232.
  • Keosaian JE, Lemaster CM, Dresner D, et al. “We’re all in this together”: a qualitative study of predominantly low income minority participants in a yoga trial for chronic low back pain. Complementary Therapies in Medicine. 2016;24:34-39.
  • Klifto CS, Bookman JS, Kaplan DJ, et al. Musculoskeletal injuries in yoga. Bulletin of the Hospital for Joint Diseases. 2018;76(3):192-197.
  • Lack S, Brown R, Kinser PA. An integrative review of yoga and mindfulness-based approaches for children and adolescents with asthma. Journal of Pediatric Nursing. 2020;52:76-81.
  • Lin P-J, Peppone LJ, Janelsins MC, et al. Yoga for the management of cancer treatment-related toxicities. Current Oncology Reports. 2018;20(1):5.
  • Lipton L. Using yoga to treat disease: an evidence-based review. Journal of the American Academy of Physician Assistants. 2008;21(2):34-36, 38, 41.
  • Middleton KR, López MM, Moonaz SH, et al. A qualitative approach exploring the acceptability of yoga for minorities living with arthritis: “Where are the people who look like me?” Complementary Therapies in Medicine. 2017;31:82-89.
  • Mooventhan A, Nivethitha L. Evidence based effects of yoga practice on various health related problems of elderly people: a review. Journal of Bodywork and Movement Therapies. 2017;21(4):1028-1032.
  • Nahin RL, Rhee A, Stussman B. Use of complementary health approaches overall and for pain management by US adults. JAMA. 2024;331(7):613-615.
  • Newton KM, Reed SD, Guthrie KA, et al. Efficacy of yoga for vasomotor symptoms: a randomized controlled trial. Menopause. 2014;21(4):339-346.
  • Physical activity and exercise during pregnancy and the postpartum period: ACOG committee opinion, Number 804. Obstetrics and Gynecology. 2020;135(4):e178-e188.
  • Sekendiz B. An epidemiological analysis of yoga-related injury presentations to emergency departments in Australia. Physician and Sportsmedicine. 2020;48(3):349-353.
  • Sharma M. Yoga as an alternative and complementary approach for stress management: a systematic review. Journal of Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine. 2014;19(1):59-67.
  • Shohani M, Kazemi F, Rahmati S, et al. The effect of yoga on the quality of life and fatigue in patients with multiple sclerosis: a systematic review and meta-analysis of randomized clinical trials. Complementary Therapies in Clinical Practice. 2020;39:101087.
  • Sivaramakrishnan D, Fitzsimons C, Kelly P, et al. The effects of yoga compared to active and inactive controls on physical function and health related quality of life in older adults—systematic review and meta-analysis of randomised controlled trials. International Journal of Behavioral Nutrition and Physical Activity. 2019;16(1):33.
  • Spadola CE, Rottapel R, Khandpur N, et al. Enhancing yoga participation: a qualitative investigation of barriers and facilitators to yoga among predominantly racial/ethnic minority, low-income adults. Complementary Therapies in Clinical Practice. 2017;29:97-104.
  • Stritter W, Everding J, Luchte J, et al. Yoga, meditation and mindfulness in pediatric oncology – a review of literature. Complementary Therapies in Medicine. 2021;63:102791.
  • Stussman BJ, Black LI, Barnes PM, Clarke TC, Nahin RL. Wellness-related use of common complementary health approaches among adults: United States, 2012. National health statistics reports; no 85. Hyattsville, MD: National Center for Health Statistics. 2015.
  • Suárez-Iglesias D, Santos L, Sanchez-Lastra MA, et al. Systematic review and meta-analysis of randomised controlled trials on the effects of yoga in people with Parkinson’s disease. Disability and Rehabilitation. 2022;44(21):6210-6229.
  • Sun Y, Lamoreau R, O’Connell S, et al. Yoga and mindfulness interventions for preschool-aged children in educational settings: a systematic review. International Journal of Environmental Research and Public Health. 2021;18(11):6091.
  • Taibi DM, Vitiello MV. A pilot study of gentle yoga for sleep disturbance in women with osteoarthritis. Sleep Medicine. 2011;12(5):512-517.
  • Thind H, Garcia A, Velez M, et al. If we offer, will they come: perceptions of yoga among Hispanics. Complementary Therapies in Medicine. 2021;56:102622.
  • Walia N, Matas J, Turner A, et al. Yoga for substance use: a systematic review. Journal of the American Board of Family Medicine. 2021;34(5):964-973.
  • Wang W-L, Chen K-H, Pan Y-C, et al. The effect of yoga on sleep quality and insomnia in women with sleep problems: a systematic review and meta-analysis. BMC Psychiatry. 2020;20(1):195.
  • Watts AW, Rydell SA, Eisenberg ME, et al. Yoga’s potential for promoting healthy eating and physical activity behaviors among young adults: a mixed-methods study. International Journal of Behavioral Nutrition and Physical Activity. 2018;15(1):42.
  • Wertman A, Wister AV, Mitchell BA. On and off the mat: yoga experiences of middle-aged and older adults. Canadian Journal on Aging. 2016;35(2):190-205.
  • Yang Z-Y, Zhong H-B, Mao C, et al. Yoga for asthma. Cochrane Database of Systematic Reviews. 2016;4(4):CD010346. Accessed at cochranelibrary.com on March 22, 2023.
  • Zoogman S, Goldberg SB, Vousoura E, et al. Effect of yoga-based interventions for anxiety symptoms: a meta-analysis of randomized controlled trials. Spirituality in Clinical Practice. 2019;6(4):256-278.

謝辞

NCCIHは、この出版物の2023年版からの更新における貢献に対して次の人に感謝します。 Inna Belfer, M.D., Ph.D., and David Shurtleff, Ph.D., NCCIH

このサイトの情報は著作権で保護されておらず公開されています。複製も奨励されています。

米国国立補完統合衛生センター(National Center for Complementary and Integrative Health:NCCIH)は、個人の参考情報として、この資料を提供しています。この資料は、あなたが今かかっている医療機関の医療従事者の医学専門知識やアドバイスに代わるものではありません。NCCIHは、治療やケアについてあらゆる意思決定をする際、今かかっている医療機関に相談することをお勧めします。この資料に記載されている特定の製品、サービス、治療法のいずれも、NCCIHが推奨するものではありません。

更新日:2025年3月10日

大野智(島根大学) 翻訳公開日:2021年3月12日

ご注意:この日本語訳は、専門家などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、当ホームページの「ご意見・ご感想」でご連絡ください。なお、国立衛生研究所[米国]、国立補完統合衛生センター[米国]、国立がん研究所[米国]のオリジナルサイトでは、不定期に改訂がおこなわれています。
当該事業では、最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、編集作業に伴うタイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください。

「統合医療」情報発信サイト
医療関係者の方へ 関連コンテンツ

ページトップ
ページトップ