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インフォグラフィックでわかる統合医療

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睡眠障害
Sleep Disorders

本項目の説明・解説は、米国の医療制度に準じて記載されているため、日本に当てはまらない内容が含まれている場合があることをご承知ください。

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英語版最終アクセス確認日:2024年12月

要点は?

睡眠障害に対する補完的アプローチの有用性について、知られていることは?

  • リラクゼーション法は、不眠症の治療法として最も強く推奨されている不眠症の認知行動療法(cognitive behavioral therapy for insomnia:CBT-I)に含まれることもあります。リラクゼーション法単体では、不眠症に有用であるという質の低いエビデンス(科学的根拠)はわずかです。それでも、個人の嗜好、医療提供者の資格、治療の可否によっては、特定の状況で推奨されることがあります。
  • ヨガ太極拳は睡眠の質を改善するのに有用であるかもしれませんが、必ずしも不眠症の改善になるとは限りません。
  • メラトニンサプリメントは、交代勤務や時差ぼけによる睡眠の問題に有用であるかもしれません。また、メラトニンは、不眠症の人の入眠潜時(人が眠りに落ちる速さ)と日中の眠気の改善に湯用であるかもしれませんが、不眠症の他の側面には役立ちません。2017年と2019年に公表された2つの診療ガイドラインでは、慢性不眠症の治療にメラトニンを使用しないことを推奨しています。
  • その他の補完療法に関するエビデンスは一貫していないか、あるいは限定的であるため、睡眠障害に有用かどうかの結論を出すことはできません。

睡眠障害に対する補完療法の安全性について、知られていることは?

  • リラクゼーション法は一般的に安全であると考えられています。
  • メラトニンは短期的な使用では比較的安全ではあるようですが、長期的な安全性は確立されていません。市販のメラトニンを使用すると、小児や青少年が偶発的または意図的な過剰摂取のリスク(危険)にさらされるかもしれません。2022年に報告された研究によると、2012年から2021年にかけて、19歳以下のメラトニン摂取による入院や重篤な転帰が増加しました。2024年の報告書によると、2019年から2022年にかけて、5歳以下の小児がメラトニンを監視なしで摂取したために救急外来を受診した件数は11,000件にのぼると推定されています。
  • カバ(kava) 製品(重篤な肝障害に関連している)と L-トリプトファンサプリメント(セロトニン代謝に影響を与える医薬品と併用すると、命を脅かすセロトニン毒性を引き起こすかもしれない)については、深刻な安全上の懸念があります。
  • 睡眠の問題に補完療法を用いる場合は、今かかっている医療機関※に伝えてください。あなたが何を使っているかを知っていれば、その医療機関がより良いケアをすることができます。

睡眠障害とは何か、その重要性は?

睡眠障害は70種類以上あります。本ファクトシートは、主に不眠症(入眠困難や睡眠維持困難)に焦点を当てています。不眠症は最も一般的な睡眠障害のひとつです。本ファクトシートには、睡眠中に呼吸が一時的に止まったり、非常に浅くなったりする一般的な睡眠障害である睡眠時無呼吸症候群に関する情報も含まれています。

慢性的かつ長期的な睡眠障害は、毎年何百万人もの米国人に影響を及ぼしています。これらの睡眠障害や睡眠不足は、仕事、運転、社会活動、生活の質全体に支障をきたし、健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

睡眠、睡眠不足と欠乏、睡眠障害についての詳細は、 米国国立心肺血液研究所(National Heart, Lung, and Blood Institute:NHLBI)のウェブサイト[英語サイト]をご覧ください。

睡眠障害か、睡眠不足か?

日中に疲れを感じる人の中には、本当の睡眠障害を抱えている人もいますが、睡眠時間を十分に確保できないことが本当の問題である人もいます。成人が十分に休息するには、毎晩少なくとも7~8時間の睡眠が必要です。

睡眠は、食べること、飲むこと、呼吸することと同様、人間の基本的な欲求であり、健康とウェルビーイング(well-being)に不可欠です。睡眠時間を削ると、思考力や反応速度が低下し、イライラしやすくなり、ケガのリスク(危険)も高まります。感染症に対する抵抗力を低下させ、肥満、心疾患、糖尿病、高血圧、抑うつのリスク(危険)を高めるかもしれません。睡眠時間、入眠・睡眠維持の困難さ、目覚めの不快感、睡眠薬の使用などの点で睡眠パターンが悪いことは、平均余命の低下と関連しています。

健康的な睡眠習慣と、睡眠不足の影響についての詳細は、NHLBIの「睡眠不足とは」[英語サイト]をご覧ください。睡眠に関する研究の詳細については、NHLBIの 「Advancing Heart, Lung, Blood, and Sleep Research(心臓、肺、血液、睡眠の研究の進歩)」[英語サイト]をご覧ください。

補完療法について

補完療法は、その主要な治療法(どのように治療法を取り入れるか、または提供するか)によって分類することができます:

栄養学的アプローチには、米国補完統合医療センター(National Center for Complementary and Integrative Health:NCCIH)が以前は天然物と分類していたものが含まれ、心理的・身体的アプローチには、心身療法と呼ばれていたものが含まれます。

睡眠障害に対する補完療法の科学的見解

心理的・身体的アプローチ

リラクゼーション法
  • リラクゼーション法自体が慢性不眠症に有用であることを示す質の低いエビデンスがわずかに存在します。リラクゼーション法は、個人の好み、提供者の資格、治療の可用性などに応じて、特定の状況で推奨される場合があります。
  • 不眠症に最も強く推奨されている治療法は、依然として不眠症のための多成分認知行動療法(cognitive behavioral therapy for insomnia:CBT-I)です。CBT-Iには、漸進的弛緩法、腹式呼吸、誘導イメージ訓練などのリラクゼーション法が含まれることが一般的です。
  • 女性108例を対象とした小規模ランダム化比較試験で、漸進的リラクゼーションが更年期の不眠症に有用であることが示されました。閉経後の女性161例を対象とした別の小規模ランダム化比較試験では、漸進的リラクゼーション運動と良い睡眠習慣の両方のトレーニングが不眠症に有用であることを示しました。
  • 就寝前にリラクゼーション法を用いることは、睡眠習慣を改善するための戦略の一部となり得ます。その戦略には、(1) 規則正しい睡眠スケジュールを維持する、(2) 就寝前のカフェイン、ニコチン、アルコール、多量の食事、激しい運動、明るい人工照明(テレビ、パソコン、携帯電話など)を避ける、(3) 毎日屋外で過ごす、(4) 静かで涼しく暗い部屋で眠る、といった他のステップも含まれます。詳細については、NHLBIのウェブページ Healthy Sleep Habits(健康的な睡眠習慣)[英語サイト]をご覧ください。
  • リラクゼーション法は一般的に健康な人には安全だと考えられています。しかし、時折、不安の増大、侵入思考、コントロールを失うことへの恐怖などのネガティブな経験が報告されることがあります。まれに、ある種のリラクゼーション法がてんかんやある種の精神疾患・障害を持つ人の症状を引き起こしたり、悪化させたりするかもしれないという報告があります。
音楽による介入
  • 2022年に報告された成人1,007例を対象とした13件の研究のレビューによると、 音楽を聴くことは、不眠症の人々の睡眠の質を改善するかもしれないことがわかりました。(睡眠の質という用語は、総睡眠時間、入眠までの時間、目覚めるまでの睡眠時間、覚醒時間、睡眠の満足度などの尺度の集合を指します。)しかし、音楽を聴くことが不眠症の重症度や起床回数に及ぼす影響を判断するには、十分な質の高いエビデンスはありませんでした。その結果、音楽を聴くことで、入眠潜時(眠りに落ちるまでの早さ)、睡眠時間(眠っている時間の長さ)、睡眠効率(ベッドで過ごした総時間と比較した眠っている時間の長さ)、日中効果がわずかに改善するかもしれないことが示されました。
  • 一般に、音楽を用いた介入に関する検証研究では、否定的な効果は示されていません。しかし、大きすぎる音量で音楽を聴くことは、騒音性聴力喪失に関与しています。この種の難聴については、 National Institute on Deafness and Other Communication Disorders(米国国立聴覚障害研究所)のウェブサイト[英語サイト]をご覧ください。
  • 音楽は強い記憶や感情的な反応と結びつくことがあるため、特定の曲やタイプの音楽に触れることで苦痛を感じる人もいます。
マインドフルネス
  • 2019年に公表された米退役軍人省と米国防総省による診療ガイドラインでは、マインドフルネス瞑想が不眠症の人に有用であるかどうかを知るには十分なエビデンスは示されませんでした。
  • 2021年に公表された米国睡眠医学会による診療ガイドラインでは、不眠症にマインドフルネスを単独で用いることを推奨するには十分なエビデンスがないとされています。
  • 2022年に報告された参加者2,890例を対象とした20件の研究のレビューでは、マインドフルネス・ストレス低減法は、不眠症患者の睡眠の質の改善には有用性がないかもしれないことがわかりましたが、著者らは研究が小規模でバイアスがあることを指摘しています。
  • マインドフルネスの実践技法は通常、リスク(危険)が少ないと考えられています。しかし、マインドフルネスの実践技法が有害な影響を及ぼす可能性について検証した研究はほとんどないため、安全性について明確なことは言えません。
ヨガ
  • 2019年に公表された米国退役軍人省と国防総省による診療ガイドラインでは、不眠症の治療におけるヨガを推奨するに足る十分なエビデンスはないと述べています。
  • 2020年に報告された19件の研究と参加者1,832例を対象としたレビューでは、ヨガは睡眠の質を改善するのに有用であるかもしれないが、睡眠に問題のある女性の不眠症に必ずしも有用であるとは限らないことが示唆されました。
  • 2019年に報告されたレビューでは、高齢者353例を対象とした4件の研究が含まれ、ヨガには睡眠の質を改善する小から中等度の肯定的な有用性があることがわかりました。
  • 2022年に報告されたリウマチ性疾患を持つ参加者109例を対象とした3件の研究のレビューでは、ヨガが睡眠の質の改善に有用であることがわかりました。
  • ヨガは一般的に、資格を持ったインストラクターの指導のもとで適切に行えば、健康な人にとって安全な身体活動であると考えられています。しかし、他の運動と同様、怪我をすることもあります。最も一般的な怪我は捻挫と肉離れで、最もよく怪我をする部位は膝か下腿です。
太極拳
  • 2019年に公表された米退役軍人省と米国防総省による診療ガイドラインでは、不眠症の治療に太極拳を使用することの是非を推奨するエビデンスは不十分であると述べています。
  • 2022年に報告されたレビューの著者らは、複数の研究が太極拳は特に高齢者の睡眠の質を改善する可能性があることを示唆していると述べています。しかし、不眠症に対する太極拳の影響については、もっと研究する必要があると述べています。レビューには太極拳に関する5件の研究(参加者742例)が含まれました。
  • 太極拳は安全なようです。2019年に報告された24件の研究(参加者1,794レオ)を対象としたレビューによると、有害事象の発生頻度は、太極拳を行う人、別の積極的介入を行う人、介入を行わない人で同程度でした太極拳やその他の積極的な介入に関連して報告された有害事象は、筋骨格系のうずきや痛みなど軽微なものでした。
催眠療法
  • 2023年に報告された参加者2,551例を対象とした44件の研究のレビューでは、催眠療法の睡眠への有用性が評価されています。参加者の中には健康な人もいれば、不眠症、疼痛、がん、鎌状赤血球症、さまざまな精神疾患・障害など、さまざまな健康上の問題がある人もいました。レビューでは、47.7%の研究が催眠療法が睡眠に有益な効果をもたらしたことを示し、22.7%が混合結果を示し、29.5%が影響なしを示したことがわかりました。睡眠障害を持つ参加者のみを対象とし、催眠暗示により睡眠の改善を試みた11件の研究(参加者546例)を個別に評価したところ、催眠療法による有益な効果はより高いことがわかりました。54.5%の研究で肯定的な結果が示され、36.4%の研究で混合的な結果が示され、9.1%の研究では影響が見られませんでした。
  • 催眠療法は一般に、この技法の特別な訓練を受けたライセンスを持つ催眠療法士が指導すれば安全であると考えられています。
鍼治療
  • 2021年に報告された参加者775例を対象とした11件の研究のレビューでは、鍼治療が不眠症の改善に有用かもしれないことが示唆されましたが、研究は小規模で、互いに多くの点で異なっており(治療量、経穴(ツボ)の選択など)、質が低いと判断されました。
  • 2019年に公表されたアメリカ退役軍人省と国防総省による臨床診療ガイドラインでは、不眠症に対する鍼治療の使用について推奨または非推奨を明確にする十分なエビデンスがないとされました。ただし、耳介鍼(外耳の特定のポイントを用いる治療法)については、弱い推奨が示されています。
  • 2020年に報告された不眠症に対する耳介鍼治療に関する7件のシステマティックレビュー(参加者10,001例)の評価では、耳介鍼治療が有益であるかもしれないことを示唆するレビューがありましたが、ほとんどのレビューの質は低いか極めて低く、レビュー内の研究の質も低いものでした。
  • 鍼治療による合併症は比較的少ないと報告されています。しかし、滅菌されていない鍼の使用や不適切な治療の実施によって合併症が生じることもあります。鍼治療が適切に行われないと、感染症、臓器穿刺、中枢神経系の損傷など、重篤な副作用を引き起こす可能性があります。

栄養学的アプローチ

マグネシウム(eJIMサイト内:一般向け医療関係者向け
  • 不眠症に対するマグネシウムの研究はほとんど行われていません。2021年に報告された3件の研究(参加者151例)のレビューでは、マグネシウムが不眠症の高齢者の入眠潜時(入眠の早さ)を改善するかもしれないことが示唆されました。しかし、レビューアらは、これらの研究は質が低く、マグネシウムの使用について十分な情報を得た上で決定するには不十分であると述べています。
  • 2022年に報告された9件の研究(参加者7,582例)のレビューでは、睡眠の質と睡眠障害に対するマグネシウムの有用性について相反する結果が示され、レビューアらは12週間以上の大規模で適切に計画された研究が必要であると述べています。
  • 医療従事者から推奨された場合を除き、ダイエタリーサプリメントや医薬品に含まれるマグネシウムは、上限量(例えば、4~8歳の小児には110mg、9~18歳の小児と成人には350mg)を超えて摂取すべきではありません。ダイエタリーサプリメントや医薬品からマグネシウムを大量に摂取すると、下痢や悪心、腹部疝痛(痙攣)を起こす可能性があります。マグネシウムの摂取量が極端に多いと、不整脈や心停止(心臓の鼓動が止まること)を引き起こす可能性があります。
ビタミンD(eJIMサイト内:一般向け医療関係者向け
  • 2022年に報告された参加者18,000例以上を対象とした19件の研究のレビューでは、ビタミンDが睡眠の質を改善するかもしれないことが示唆されましたが、レビューアらによると、睡眠量や睡眠障害に対する有用性は明らかではありませんでした。
  • ビタミンDの摂りすぎは有害です。血中のビタミンD濃度が非常に高い場合(375nmol/Lまたは150ng/mL以上)、悪心、嘔吐、筋力低下、錯乱、疼痛、食欲不振、脱水、過度の排尿と喉の渇き、腎臓結石を引き起こす可能性があります。ビタミンDの濃度が極端に高くなると、腎不全や不整脈を引き起こし、死に至る可能性もあります。(ビタミンDの高値は、ほとんどの場合、ダイエタリーサプリメントからビタミンDを過剰に摂取することによって引き起こされます。)
メラトニンと関連ダイエタリーサプリメント
  • 2021年に報告された参加者994例を対象とした10件の研究のレビューでは、メラトニンは東行きと西行きのフライト後の時差ぼけに有用であるかもしれないことを示しています。2022年に報告された参加者318例を対象とした10件の研究のレビューによると、メラトニンは交代勤務に関連した睡眠問題にも有用かもしれません。
  • 2022年に報告された参加者2666例を対象とした12件の研究のレビューによると、メラトニンは不眠症患者の入眠潜時(入眠の早さ)と日中の眠気を改善するのに有用ですが、メラトニンの使用は睡眠の質や夜間の覚醒時間を改善しないことが示唆されました。
  • 2017年に公表された米国睡眠医学会による診療ガイドラインと、2019年に報告された米国退役軍人省および米国国防総省による診療ガイドラインでは、慢性不眠症の治療にメラトニンを使用しないことが推奨されています。両者とも、その使用を推奨するには十分なエビデンスがないと述べました。
  • 体内でメラトニンに変化する物質-L-トリプトファンと5-ヒドロキシトリプトファン(5-hydroxytryptophan:5-HTP)を含むダイエタリーサプリメントには鎮静作用がありますが、どのように作用するかは不明であり、不眠症に対する有用性に関するデータは非常に限られています。2017年に公表された米国睡眠医学会による診療ガイドラインでは、慢性不眠症の治療にトリプトファンを使用しないことを推奨しています。
  • メラトニンは短期的な使用では比較的安全と思われますが、長期的な安全性は確立されていません。市販のメラトニンを使用すると、小児や青少年が偶発的または意図的な過剰摂取の危険にさらされるかもしれません。2022年に報告された研究によると、2012年から2021年にかけて、19歳以下のメラトニン摂取による入院や重篤な転帰が増加しました。
  • 2024年に公表された米国疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention:CDC)の報告書によると、2019年から2022年にかけて、5歳以下の小児による監視なしのメラトニン摂取で1万1000件の救急外来受診があったと推定されています。報告書は、事件の多くがグミのような味の製品の摂取であったと指摘しています。
  • 2023年に報告された研究によると、市販のメラトニン・グミ25製品のうち22製品が不正確な表示でした。ある製品には、検出可能なレベルのメラトニンが含まれていませんでした。残りの製品では、メラトニンレベルはラベルに記載された量の74~347%(すなわち、ラベルに記載された量の約3.5倍)でした。ほとんどはラベルに記載されている量よりも多く、1.2倍から1.7倍のメラトニンが含まれていました。
  • L-トリプトファンのダイエタリーサプリメントとしての使用は、単一メーカーの汚染された合成L-トリプトファンに起因する好酸球増多症候群(eosinophilia-myalgia syndrome:EMS)の発生により、1989年に中止されました。EMSは、重篤で障害を伴う合併症を引き起こす可能性があり、死に至ることさえある稀な疾患です。5-HTPはL-トリプトファンと化学的・生化学的な関係があるため、その安全性が注視されてきました。5-HTPの複数の供給源に関する広範な解析では、L-トリプトファンに関連するものと同様の有毒な汚染物質は検出されず、またその他の重大な不純物の存在も認められませんでした。
ハーブ
  • カモミールは不眠症の治療に伝統的に使用されてきましたが、多くの場合、お茶の形で摂取されています。臨床試験による決定的なエビデンスは示されていませんが、カモミールが有用であるかどうかは不明です。特にブタクサや関連植物にアレルギーのある人は、カモミールにアレルギー反応を示すことがあります。
  • カバ(kava)には鎮静作用があると言われていますが、このハーブが不眠症に有用かどうかについては、ほとんど研究が行われていません。さらに重要なこととして、カバの使用は時に重篤な、あるいは命にかかわる肝障害と関連付けられています。肝障害の正確な原因や頻度は不明です。
  • バレリアン(セイヨウカノコソウ、鎮静作用があるといわれるもうひとつのハーブ)の臨床試験の結果には一貫性がなく、不眠症に対する価値は実証されていません。バレリアンによる否定的な副作用を報告した人はほとんどいませんが、このハーブが長期間の使用に安全であるかどうかは不明です。2017年に公表された米国睡眠医学会による診療ガイドラインでは、慢性不眠症の治療にバレリアンを使用しないよう推奨しています。

ダイエタリーサプリメントの詳細については、「サプリメントおよびハーブ」をご覧ください。

その他の補完療法

アロマセラピー
  • アロマセラピーとは、植物から抽出したエッセンシャルオイル(精油)を治療目的で使用することです。2021年に報告された16件の研究(参加者1,346例)のレビューでは、アロマセラピーが不眠症患者の睡眠の質を改善し、症状を軽減することが示唆されましたが、研究者らは、より大規模で厳密な研究が必要であると述べています。
  • エッセンシャルオイル(精油)の安全性テストによると、指示通りに使用した場合、副作用や危険性はほとんどないと考えられます。エッセンシャルオイル(精油)が長時間皮膚に触れていると、アレルギー反応や皮膚刺激が起こるかもしれません。日光過敏症は、柑橘系やその他のエッセンシャルオイル(精油)を、日光に当たる前に肌に塗ることで起こるかもしれません。
  • ラベンダー精油を含む外用剤を使用した小児で、乳房組織が腫脹した症例が数例報告されています。しかし、エッセンシャルオイル(精油)が乳房の腫れの原因であったかどうかは不明です。
カンナビジオール(Cannabidiol:CBD)とその他のカンナビノイド療法
  • 2020年に報告された参加者250例を対象とした12件の研究を含むレビューでは、睡眠障害の治療にカンナビノイド療法を使用することを支持する十分なエビデンスがないことが示されました。評価対象となったカンナビノイド療法には、カンナビジオール(CBD)が含まれています。レビューの著者らは、公表された研究はそれほど多くなく、ほとんどの研究はバイアスのリスクが中等度から高いものであったと述べています。
  • CBDには、覚醒度の低下、気分の変化、食欲減退、下痢などの消化器症状などの副作用があります。さらに、CBDの使用は肝障害、男性の生殖機能への害、他の医薬品との相互作用と関連しています。

睡眠障害に関するNCCIHの研究

米国国立補完統合衛生センター(National Center for Complementary and Integrative Health:NCCIH)は、睡眠障害に対する補完療法に関する研究に資金を提供しています。

最近のプロジェクトには、以下のようなものがあります:

  • マインドフルネスに基づく介入が、妊娠中の睡眠の質の低下をどのように改善するか。
  • 睡眠不足など、加齢に伴ういくつかの問題に対する機能的な回復力を促進する可能性を持つ、ツボクサ(Centella asiatica、別名gotu kola)という植物。
  • 多発性硬化症および慢性疼痛患者におけるCBDの睡眠への影響。
  • 連邦公認医療センターで内分泌療法を受けている乳がん生存者の睡眠障害を含む複数の症状の管理に鍼灸治療を利用することの実現可能性。

睡眠時無呼吸症候群の可能性は?

大きないびきをかきますか?夜中にあえぎ声や鼻をすするような音がすると、ベッドパートナーが言いますか?日中、眠気をこらえていますか?

このような症状がある場合は、今かかっている医療機関※に相談してください。あなたは睡眠時無呼吸症候群かもしれません。これは、呼吸が一時停止することで睡眠が妨げられる病気です。詳細については、 NHLBIのウェブサイト[英語サイト]をご覧ください。

2020年に報告された参加者584例を対象とした9件の研究のレビューでは、鍼治療が閉塞性睡眠時無呼吸症候群の呼吸改善に有用かもしれないことが示唆されましたが、研究者らはエビデンスの質は低いか非常に低いと述べています。安全性を検証した研究は3件ありましたが、いずれも鍼治療による副作用の報告はありませんでした。閉塞性睡眠時無呼吸症候群に対する他の補完療法に関する研究は、ほとんど行われていません。

2019年に報告された13件のランダム化比較試験と22件の非ランダム化前後比較試験(参加者1,420例)のレビューでは、従来の生活習慣改善介入(食事、運動、良質な睡眠習慣、および禁煙・禁酒)が睡眠時無呼吸の改善に有用であるかもしれないことが示唆されました。中程度から重度の閉塞性睡眠時無呼吸症候群の男性患者には、食事と運動による減量が最も有用的であることがわかりました。

さらに考慮しなければならないこと

  • 処方薬、市販薬、ダイエタリーサプリメント、ホメオパシー療法など、あらゆる睡眠薬の使用には注意が必要です。副作用の可能性、長期使用や製品の併用によるリスク(危険)について調べましょう。
  • 「自然」だからと言って常に安全であるとは限らないことに注意してください。また、製造業者が「標準化」(または「検証済み」や「認証済み」)という用語を使用しているからといって、必ずしも製品の品質や一貫性が保証されるわけではありません。ダイエタリーサプリメントは、正しく使用しなければ健康上の問題を引き起こす可能性があります。睡眠の問題について受診した医療機関でアドバイスを受けることが可能です。
  • 妊娠中、授乳中、または子供にダイエタリーサプリメントを与えることを検討している場合は、特にあなた(または子供の)今かかっている医療機関※に相談することが重要です。
  • 施術者による補完療法を検討している場合は、保険会社にそのサービスが保険適用になるかどうかを確認し、信頼できる情報源(かかりつけの医療提供者、近くの病院や医科大学など)に施術者を紹介してもらうよう依頼してください。
  • 自分の健康を守るために、自分が行っている補完療法について今かかっている医療機関※に相談しましょう。そうすることで、十分な情報を得た上で意思決定をすることができます。

(※補足:原文では、healthcare provider。米国では主に医療サービス等のヘルスケアを提供している病院/医師を指す。また、健康保険会社や医療プログラムを提供する施設等も含む。)

関連トピック

消費者向け

関連するファクトシート

さらなる情報

■ NCCIH 情報センター

米国国立補完統合衛生センター(National Center for Complementary and Integrative Health:NCCIH)の情報センターは、NCCIHに関する情報、ならびに連邦政府が管理運営する科学・医学論文データベースから関連する文献や検索・調査などを含む補完・統合医療に関する情報を提供しています。情報センターでは、医学的なアドバイス、治療の推奨、施術者の紹介はおこなっていません。

米国内の無料通話:1-888-644-6226
テレコム・リレー・サービス(Telecommunications relay service:TRS)7-1-1
ウェブサイト:https://www.nccih.nih.gov [英語サイト]
E-mail:info@nccih.nih.gov(メール送信用リンク)

■ 科学を知ろう

NCCIHと米国国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)は、科学研究の基礎と用語を理解し、自分の健康について十分な情報を得た上で意思決定できるようにするためのツールを提供しています。科学を知ろうは、インタラクティブなモジュール、クイズ、ビデオなどのさまざまな教材や、消費者が健康情報を理解できるように設計された連邦政府のリソースから有益なコンテンツへのリンクを提供しています。

Explaining How Research Works(研究のしくみを知る)(NIH) [英語サイト]
科学を知ろう:科学雑誌の論文を理解する方法
Understanding Clinical Studies(臨床試験を理解する)(NIH) [英語サイト]

■ 米国国立心肺血液研究所(National Heart, Lung, and Blood Institute:NHLBI)

NHLBI健康情報センターは、心臓、肺、血液の病気と睡眠障害について、医療専門家、患者、一般の人々に情報を提供し、出版物の注文を受け付けています。

私書箱30105
ベセスダ, MD 20824-0105
National Center on Sleep Disorders Research(米国国立睡眠障害研究センター)[英語サイト]
米国内の無料通話:1-877-NHLBI4U (1-877-645-2448)
ウェブサイト: https://www.nhlbi.nih.gov/ [英語サイト]
Eメール:nhlbiinfo@nhlbi.nih.gov(リンクはメールを送信します)

■ MedlinePlus

健康に関する質問に答えるのに役立つリソースを提供するために、MedlinePlus(米国国立医学図書館のサービス)では、国立衛生研究所をはじめ、他の政府機関や健康関連組織からの信頼できる情報をまとめています。

Information on sleep disorders(睡眠障害に関する情報) [英語サイト]
ウェブサイト:https://www.medlineplus.gov/ [英語サイト]

■ PubMed®

米国国立医学図書館(National Library of Medicine, PubMed®:NLM)のサービスであるPubMed®には、科学・医学雑誌に掲載された論文の情報(掲載号、出版年月日など)および(ほとんどの場合)その論文の要約が掲載されています。NCCIHによるPubMed使用のガイダンスは、「補完・統合医療に関する情報をPubMed® で検索する方法」をご覧ください。

ウェブサイト: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/ [英語サイト]

参考文献

その他の参考文献
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謝辞

NCCIHのJennifer Baumgarter, Ph.D.、Sekai Chideya, M.D., M.P.H.、Elizabeth Ginexi, Ph.D.、D. Craig Hopp, Ph.D.、Peter Murray, Ph.D.、David Shurtleff, Ph.D.に感謝します。

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更新日:2025年3月10日

監訳:大野智(島根大学) 翻訳公開日:2023年3月7日

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